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毎月の製作準備って、誰がしてるの?

子どもたちが作る毎月の製作って可愛いですよね!

今回は、製作遊びのねらいや製作が出来るまでの流れをご紹介したいと思います♪

 

 

製作遊びは、子どもの五感を刺激する遊びです。

身近なものに触れて動かしたり、組み立てたりする経験を通して成長させる、というねらいがあります。

 

❶想像力や豊かな感性が身につく

製作遊びを通して、子どもは一つのものを自分の手で作ることを体験します。

頭の中でイメージを描き、それを目に見える形にする作業を通して、想像力を膨らませながら感性を育てます。

 

❷季節や文化の背景を学べる

保育園では、ひな祭りやこどもの日など、季節の行事に合わせた製作遊びを実施することも多いです。

行事ごとに異なるものを作り、それぞれの行事で決まったモチーフがなぜあるのかを知ることで、季節や行事にまつわる文化背景を自然に学べます。

 

❸製作物を使いともに遊ぶことでコミュニケーション力を養う

製作遊びでは、作った後に飾って発表できるタイプの製作物もあれば、おもちゃのように実用的で製作後に遊べるものを作ることもあります。

自分一人で遊べるおもちゃでも、紙飛行機のように他の人と競い合う遊び方もできます。

お互いに自分で作ったもので遊ぶことは、コミュニケーション能力を養うことにつなげられます。

製作遊びは、ただ遊んでいるだけではなく、子どもに対して上記のねらいを踏まえて実行します。

 

 

そして、以下の2つのポイントを押さえて準備を進めます。

1.何を身につけてもらいたいか

製作遊びでは「ねらい」を基に行います。

細かな作業が発生する製作であれば手先を器用に使う能力、材料を用意して好きなものを作るのであれば、材料から何がイメージできるかの想像力や感性など、実施する製作遊びの内容によって異なります。

また、季節の行事を題材にした場合、文化や習慣を学ぶ機会にもなります。

子どもに何を身につけてもらいたいか、どのような能力を伸ばしたいかを想定して内容を考えましょう。

基本的には前年度の製作や保育雑誌の内容を参考にしたり、最近ではネットやSNSを活用している保育士さんも多いです。

可愛くて使えるものが意外と多いのでおすすめです。

 

2.年齢や成長に沿った内容にする

たった1歳違いでも子どもにとって差は大きく、乳幼児は月齢が異なるだけでできることに大きな差があります。

製作遊びは、子どもができないことをできるようにするためのものではなく、各々できる範囲の中で自由に道具を使って想像力や感性を伸ばすねらいがあります。

そのため、製作遊びでは子どもができないことを無理にさせるのではなく、年齢に合わせた内容が基本です。

例えば、シールが貼れるようになってきたから、顔の中の目の部分はシールにして子どもたちに貼らせてあげようかなぁ…などを考えながら、内容を決めていきましょう。

 

 

特に注意しておきたいいポイントは以下の2つです!

1.保育士が作りすぎないこと

完成形を分かっているとついついお手伝いしてしまいそうになりますが、子どもたちの個性が消されてしまうため、危険にならない程度に

最後まで子どもたちにやらせてあげましょう。

 

2.年齢が下の学年が、上の学年の製作のレベルを超えないこと

例えば1歳で顔の目の部分、口の部分をクレパスで描いているのに、2歳児は目のシールを貼るだけ!となると成長を感じることができません。

必ず、事前に前後の学年の担任の先生と連携を取りながら進めることが重要です!

 

 

製作遊びの実施後は、作品を展示します。

作った子どもたちが客観的に自分の作品を見て評価できる機会となり、次の製作への参考や刺激を与えられます。

保護者が来園する参観日などに合わせて展示すれば、日頃の活動を確認してもらい、子どもたちの成長を感じ取ってもらえる良い機会にもなりますね。

 

初めは製作担当となると緊張するかもしれないですが、慣れてくると毎月の製作を考えるのがとっても楽しくなってきます!

楽しみながら仕事をするのが一番なので、もし何か不安な事や質問等あれば気軽にコメントしてくださいね

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